田村和夫先生よりメッセージをいただきました

<日本がん支持療法研究グループ(J-SUPPORT)に期待する> 

がんに伴うつらい心身の異常、がん治療に伴う副作用を軽減する支持療法は、がんを標的とした治療とならんで、がんの治療成績を左右する重要な医療です。しかし、支持療法を正面から取り組む研究者は少なく、エビデンス創出のための研究が基礎・臨床とも十分なされてこなかった現状があります。昨年創設されました日本がんサポーティブケア学会(JASCC)は、支持療法研究の推進と情報発信、専門医療者の教育・育成を目的に活動を開始しておりますが、J-SUPPORTはまさに支持療法の臨床研究を全面的にサポートする組織として立ち上げられたものであり、JASCCの目指すところと合致するものであります。科学性、倫理性、信頼性を担保し、質の高い支持療法研究の実践は喫緊の課題であり、J-SUPPORTが日本の支持療法研究の方向性・ポリシーを明示し、研究者を支援して良質な研究が継続して実施されることを期待します。

(日本がんサポーティブケア学会理事長:田村和夫)