<第3回J-SUPPORT研究成果報告会>

患者・市民とともにあゆむJ-SUPPORT ~支持・緩和・心のケア開発を目指して~

2021年12月5日(日)第3回J-SUPPORT研究成果報告会が開催されました。多くの皆様にご参加いただき誠にありがとうございました。

当日の様子は下記プログラム内の動画はこちらをクリックしていただきますとYoutube動画を、レポートはこちらからレポートをご覧いただけます。

また、ご参加の皆様からご回答いただいたアンケート結果はアンケート結果はこちらからご覧いただけます。

 

概要 

日時:2021年12月5日(日)(13:20開場)13:30~16:30

開催:完全WEB開催(ZOOMシステム) 

参加費:無料

対象者:どなたでも参加できます!(がん患者・ご家族・一般市民・医療者・研究者・行政・メディアの皆さん)

参加申込:【受付を終了いたしました】

◆開催案内チラシとプログラム(PDF)はこちら◆

◆登壇者プロフィール(PDF)はこちら◆

アンケート結果はこちら

 

プログラム 登壇者敬称略

13:30-13:40 挨拶

司会挨拶  動画はこちら

総合司会:松本陽子(愛媛がんサポートおれんじの会)

開会挨拶  動画はこちら

島田和明(国立がん研究センター中央病院長)

13:40-13:50 J-SUPPORT紹介  動画はこちら

J-SUPPORT始動から現在までの軌跡

内富庸介(国立がん研究センターがん対策研究所/J-SUPPORT代表)

13:50-14:20 セッション1(緩和治療) 動画はこちら  レポートはこちら

専門的緩和ケアを早めに利用する~J-SUPPORT1603

進行:清水佳佑(肺がん HER2「HER HER」)

   山田富美子(市民と共に創るホスピスケアの会)

発表者:松本禎久(国立がん研究センター東病院/J-SUPPORT)

共同研究者:小林直子国立がん研究センター東病院看護部)

[研究概要] J-SUPPORT1603紹介ページ

専門的緩和ケアをがん治療の早期から行うことでQOL*を改善し、うつや不安を軽減することが海外の研究で報告されています。海外と日本では医療制度や文化背景が異なるため、日本のモデルを確立するために、緩和ケアを専門とする看護師を中心とした専門的緩和ケアプログラムの介入の効果についてランダム化比較試験を実施しました。専門的緩和ケアを早めに利用することの意味やその実際についてお話したいと思います。

*QOL: Quality Of Life, 生活の質

 参加者からの質疑応答・意見交換

 14:25-14:30 休憩
 14:30-15:00 セッション2(心理社会的ケア) 動画はこちら  レポートはこちら

今後のケアを医師と早めに話し合う~J-SUPPORT1704

  進行:眞島喜幸(パンキャンジャパン)

     古谷佐和子(パンキャンジャパン)

  発表者:藤森麻衣子(国立がん研究センターがん対策研究所/J-SUPPORT)

  共同研究者:尾阪将人(がん研有明病院肝・胆・膵内科)

[研究概要] J-SUPPORT1704紹介ページ

どのような治療やケアを受け、どこで過ごしたいのか、患者さんがご自身の意向を事前に考え、主治医やご家族と話し合うプロセスであるアドバンス・ケア・プランニング(ACP)により、標準的な抗がん治療の後に、患者さんが希望する治療やケアを受けることが可能となります。しかし、不安な気持ちや、先のことを後回しにしがちなことから、多くの場合ACPを行えていません。今回、私たちはACPのきっかけとなるパンフレットを作成し、支援を行いました。その結果、患者さんが不安になることなく、主治医と共感的に情報共有に関する対話を行えること、またその話し合いに満足されることがわかりました。

 

参加者からの質疑応答・意見交換

15:05-15:55 総合討論  動画はこちら  レポートはこちら

テーマ:患者・市民とともにあゆむ支持・緩和・心のケア開発

進行:安部正和(浜松医科大学医学部産婦人科学講座/J-SUPPORT)

登壇者:天野慎介(グループ・ネクサス・ジャパン)

    岩澤玉青(リンパ浮腫ネットワークジャパン(リンネット)、乳がん体験者の会「マリアリボン」)

    勝井恵子(日本医療研究開発機構)

    内富庸介(国立がん研究センターがん対策研究所/J-SUPPORT)

指定発言:中釜斉(国立がん研究センター)

     島田和明(国立がん研究センター)

15:55-16:00 閉会挨拶  動画はこちら

中釜斉(国立がん研究センター理事長)

16:00-16:30 交流会 ※ご参加はご自由にどうぞ

テーマ:あれこれ言いたい支持・緩和・心のケア

※参加者の交流、質疑を目的とした場を設けております。10名程の少人数グループでお話しいただけますので、お気軽にご参加ください。

主催: J-SUPPORT 日本がん支持療法研究グループ  

共催: 一般社団法人 全国がん患者団体連合会 

運営支援:キャンサー・ソリューションズ株式会社 

本報告は、全国がん患者団体連合会(全がん連)のPPI委員会が運営をお手伝いしています。 

全がん連の中には、他にも、緩和ケア委員会、がん教育委員会、サバイバーシップ委員会、政策提言委員会、ピアサポート委員会があり、全国各地で活動する加盟団体間の交流を行っています。