J-SUPPORT の基本規約概略

1. 定義 Definition

 J-SUPPORT(Japan Supportive, Palliative and Psychosocial Oncology Group:日本がん支持療法研究グループ)は、公的及び民間研究費によって助成される研究班のうち、本規約を含むJ-SUPPORTポリシーに従って承認された研究を支援する多施設臨床研究グループである。

2. 目的と活動目標 Scope and Mission

2.1 目的

 J-SUPPORTの目的は、世界的にも取り組みが不十分ながん領域の支持療法の確立に向けて、新規治療開発および標準治療の検証、日本の風土や制度に適したサポートプログラムの検証、全国の支持療法に関するニーズの把握を行い、科学的根拠に基づいた標準的な支持療法の導入・普及に向けた研究活動を行うことである。

2.2 活動目標

 J-SUPPORTの活動目標は、その目的を達成するための以下の活動を通して、がん患者・家族の生活及び人生の質(Quality of Life: QOL)の維持・向上と支持療法の提供体制の整備を図ることである。

  • 研究の企画立案段階から支援を提供する
  • 研究者間のネットワーク、橋渡しの機会を提供する。
  • 質の高い研究を実施する。
  • 品質向上のための研究基盤を提供する。
  • QOL尺度などアウトカム指標を提案する。
  • 支持療法の効果的な導入・普及を推進する。
  • 実態の把握と新たな研究課題を提案する。

3.  基本理念および方針 Basic Principles and Policies

3.1 基本理念

 J-SUPPORTのすべての研究活動は、世界医師会による「ヘルシンキ宣言」に示された医学研究における基本原則、および関係省庁の策定した各種倫理指針、ならびに適用となる各種法令、ガイドラインを遵守し、倫理性、科学性、信頼性を確保する。

3.2 基本方針

 J-SUPPORTの運営にあたっての基本方針は以下のとおりとする。

  • オール・ジャパン体制 All Japan
    既存組織に縛られず、一方で日本のリソースすべてを動員する。
  • 効率化 Bridging and making optimization
    小規模研究をコンセプト段階で橋渡しによって最適化する。
  • 協調 Cooperation
    既存の研究グループと協調し、個々の利害に陥ることなく確実な成果につなげ、全国の患者・家族のために汗を流すことを惜しまない。
  • 対話と多様性 Dialogue and diversity
    地域、グループ、施設や職種の違いを尊重して関係者間の対話を重ね、支持療法開発のための最大限の努力を払う。

4. 組織構成

4.1 J-SUPPORT の組織図

J-SUPPORTの組織構成は以下の図のとおりである(2016年10月14日現在)。

組織図

 

4.2 研究領域と研究グループ

 

研究領域

研究グループ

I:新規開発

新規開発(Medicine and Device Development)

II:医学的介入

支持療法(Supportive Care)

緩和ケア(Palliative Care)

III:心理社会・行動介入

 

サイコオンコロジ―(Psycho-Oncology)

サバイバ―シップ(Survivorship)

IV:方法論

研究方法論(Research Methodology)

V:実態把握・普及

実態把握・普及

(Needs Survey and Implementation)

(2016年10月14日現在)

4.3 J-SUPPORT会員

 J-SUPPORTの目的と目標に賛同するがん支持療法研究に携わる研究者で、所定の様式により入会を申し込み、執行委員会の議を経て、J-SUPPORT代表の承認を得た者をJ-SUPPORT会員(もしくは単に「会員」)と呼ぶ。会員は最低1つの研究グループに所属し、運営事務局で名簿管理され、会員間の情報交換とネットワーク構築を目的として登録情報が利用されることを承諾するものとする。